アスピリン 325mg 350錠 1箱
商品コード: Ecosprin Delayed Release 350 tabs/pack 325 mg
■成分:Acetylsalicylic Acid
■製造元:USV Pvt. Ltd.
■製造国:India
有効成分アスピリン(アセチルサリチル酸)の働きによって、痛みや熱の原因物質の生成を効果的に抑制♪バイエルアスピリンとは、微小且つ均一なアスピリン結晶が使われておりまして、胃腸内での溶解・吸収が早く、効果が早く現れるのが特徴。
アスピリン325mg効能
(1)頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・月経痛(整理痛)・咽喉痛・耳痛、関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
(2)悪寒・発熱時の解熱
アスピリン325mg用法用量
成人(15歳以上)1回1錠、1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけてアスピリンを服用してくださいませ。
アスピリンの服用間隔は4時間以上おいてくださいませ。
*アスピリン服用の際はコップ1杯の水とともに服用してくださいませ。
アスピリン325mg基本的注意
次の人はアスピリンの服用はできません。
アスピリン又は他のアスピリン(アセチルサリチン酸)製剤によるアレルギー症状(発疹・発赤・かゆみ、浮腫等)をおこしたことがある人は服用しないで下さいませ。
アスピリン又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人
15歳未満の小児
胃・十二指腸潰瘍を起こしている人
出血傾向(手足に点状出血、紫斑ができやすい等)のある人
出産予定日12週以内の妊婦
発送元:タイ
アスピリン関連ニュース
【2012年4月4日】
Lancet誌から
アスピリンの常用は腺癌の転移を抑制する
心血管イベントを評価した5件の無作為化試験を分析
アスピリンの使用が、固形癌の転移リスクを下げることが、英国で行われた5件の大規模無作為化試験データ分析で明らかになった。さらに分析すると、アスピリンによる癌転移リスク低減効果は腺癌でのみ有意だった。英Oxford大学のPeter M Rothwell氏らが、Lancet誌電子版に2012年3月21日に報告した。
著者らは以前、低用量アスピリンの常用が一部の癌の罹患率と死亡率を下げることを報告している。アスピリンによる癌死亡リスク低減は、アスピリンの使用開始から2〜3年という短期間でも見られている。癌死亡率の低下がアスピリンによる癌の発生予防によるものならば、効果が現れるまでにもっと長い時間を要するはずだ。そこで著者らは、アスピリンは癌の転移も予防するのではないかと考えた。動物実験では、血小板が癌の血行性転移に重要な役割を果たすこと、その機序をアスピリンが阻害することが示されている。また、ヒトを対象とする観察研究では、アスピリンが特定の腺癌の遠隔転移と再発のリスクを低下させる可能性が示されていた。
そこで、無作為化試験に登録され、アスピリンを毎日服用した介入群と、アスピリンを服用しなかった対照群について、追跡期間中の癌罹患、癌診断時の遠隔転移の有無、その後の遠隔転移の発生を調べることにした。
アスピリンの血管イベント予防効果を評価するために英国で行われた5件の大規模な無作為化試験(BDAT、UK-TIA、TPT、POPADAD、AAA)に登録され、アスピリン(75mg以上/日:介入群)またはアスピリン服用なし(対照群)に割り付けられた人々の癌罹患に関する情報を得た。追跡期間中の癌診断に基づいて固形癌罹患者を同定し、さらに腺癌とそれ以外の癌に分類した。また、癌診断時または追跡期間中の転移に関する情報に基づいて、患者を(1)血行性転移(遠隔転移)確定(2)部位不明だが転移あり(3)追跡終了まで遠隔転移なし(4)不明、の4群に分けた。
5件の試験の平均追跡期間は6.5年で、登録された1万7285人を追跡中に、あらゆる癌の罹患者は1101人になった。あらゆる癌による死亡は563人だった。アスピリンはあらゆる癌の新規罹患を12%減らし(オッズ比0.88、95%信頼区間0.78-0.99、P=0.04)、癌死亡を23%減らしていた(0.77、0.65-0.91、P=0.002)。
あらゆる癌罹患者のうち、94人は血液癌で、20人は原発性の脳腫瘍だった。これらを除いた987人の固形癌患者について、転移の有無を調べた。遠隔転移確定例は210人(27%)、部位不明だが転移ありが183人(24%)、癌診断時または追跡期間中の遠隔転移なしが382人(49%)、不明が212人(21%)だった。遠隔転移確定例210人のうち92人が介入群、118人が対照群で、それぞれの中で52人と76人が腺癌患者だった。転移に関する分析は、転移確定例の210人を対象に行った。
アスピリンへの割り付けは、試験期間中に固形癌の遠隔転移が発見されるリスクを減らしていた。ハザード比は0.64(95%信頼区間0.48-0.84、P=0.001)。
腺癌については、介入群の遠隔転移のハザード比は0.54(0.38-0.77、P=0.0007)になったが、その他の固形癌では0.82(0.53-1.28、P=0.38)で、差は有意ではなかった。介入群と対照群の割り付けから腺癌診断までの時間には差はなかった(P=0.74)。また、腺癌患者のうち、転移はなく限局性の病変のみが見つかった患者は、介入群が122人、対照群は86人で、ハザード比は1.24(0.94-1.63、P=0.14)となり、アスピリンの利益は見られなかった。
転移が癌診断時点で既にあった患者と、診断後の追跡で転移が見つかった患者に分けて、アスピリンの利益を調べた。介入群では、診断時点で転移があった腺腫患者が少なく(ハザード比0.69、0.50-0.95、P=0.02)、診断時に転移がなかった腺癌患者で追跡期間中に転移が見つかるリスクも低かった(ハザード比0.46、0.29-0.73、P=0.0009)。
診断時に転移がなかった腺癌患者にその後転移が生じるリスクを下げるアスピリンの効果が最も大きかったのは大腸癌で、ハザード比は0.26(0.11-0.57、P=0.008)だった。
非腺癌では、最初の診断時に転移があった患者の割合に有意な差はなく(0.95、0.66-1.36、P=0.78)、追跡期間中の転移発生にも有意差は見られなかった(1.00、0.53-1.88、P=1.00)。
アスピリンは腺癌死亡のリスクを全体として低下させていた。ハザード比は0.65(0.53-0.82、P=0.0002)。しかし、それ以外の固形癌の死亡リスクには低減は見られなかった。ハザード比は1.06(0.84-1.32、P=0.64)。
アスピリンの影響は、年齢、性別とは関係がなかったが、絶対利益は現在喫煙者で大きかった。
6年強の追跡でもアスピリンの腺癌遠隔転移予防における利益は明らかだったことから、著者らは「アスピリンによる癌死亡リスク低下は、遠隔転移予防効果で説明できる可能性がある」との考えを示している。また、「今回の結果は、癌と診断されてもアスピリンの日常的な使用を中止する必要はないこと、さらに腺癌診断後に新たにアスピリンの投与を開始しても生存利益が得られる可能性を示した」と述べている。
原題は「Effect of daily aspirin on risk of cancer metastasis: a study of incident cancers during randomised controlled trials」、概要は、Lancet誌のWebサイトで閲覧できる。
【2010年12月7日 AFP】アスピリン(アセチルサリチル酸)を服用することでさまざまな種類のがんによる死亡の危険性を大幅に減らすことができるとの研究が、7日の英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」に発表された。
論文を発表したのは英オックスフォード大学(University of Oxford)のピーター・ロスウェル(Peter Rothwell)氏らの研究チーム。同チームは以前、鎮痛剤として知られるアスピリンに大腸がんの予防効果があることを突き止めていた。
今回の論文によると、アスピリンは、特に前立腺、肺、脳、咽喉(いんこう)のがん予防に効果がみられるという。
■8件の臨床試験結果を分析、被験者は2万5500人以上
ロスウェル氏の研究チームは、過去に行われた8件の臨床試験の結果を分析した。被験者は合計で2万5570人だった。各試験の期間は4〜8年で、8件のうち3件は20年間に及ぶアスピリンの影響を調べられるほど長期間にわたって行われていた。
どの臨床試験も本来はアスピリンとがんの関連性を研究する試験ではなかったが、いずれの試験でも被験者はアスピリンと偽薬のどちらかを服用していた。
■『化学予防』も現実的な目標に
研究の結果、最もがんのリスクが減ったのは5年間服用した場合で、がんの種類にもよるが死亡リスクは30〜40%減少した。
また、20年間の継続服用で、がんで死亡するリスクは21%も少なくなっていた。前立腺がんで10%、肺がんで30%、大腸がんで40%、食道がんでは実に60%少なくなった。
しかし、肺がんと咽喉がんの予防効果は非喫煙者にみられる腺がんにしか認められず、胃がんと脳腫瘍については、これらの疾患で死亡した被験者が少なかったことから定量化が困難だったという。
アスピリンの服用開始から効果が出るまでにかかる期間はがんの種類によって異なり、咽喉がんとすい臓がん、脳腫瘍、肺がん